コラム茶の向くままに

ほうじ茶でホットチョコレート!? クセになる“しぶあま”感覚

2013.12.11

先日、11/9日放送の「世界一受けたい授業」にて、ホットチョコレートの作り方が紹介されていたそうですが、そのレシピの材料に、思いもよらないものが入っていることを、お茶の大森園スタッフがキャッチ。

そ・れ・は?

なんと、ほうじ茶です。

「チョコレートに、ほうじ茶?」と、最初に聞いたときはビックリしましたが、抹茶チョコレートや抹茶オレなどが多数商品化されていることを考えると、この組み合わせ、もしかしたらありなのかもしれません!

これは挑戦せずにはいられないぞ、ということで今回のコラムでは、ほうじ茶ホットチョコレートを実際に作ってみたいと思います。

用意するもの

牛乳:350g
生クリーム:60g
ほうじ茶:6g(今回は、弊社ほうじ茶の中で一番人気の『かりがねほうじ茶』を使用)
砂糖:15g
チョコレート:90g (手軽に入手できるブラックタイプにしました)
※4杯分です。

ステップ1:牛乳と生クリームと砂糖を鍋で沸かします

牛乳と生クリームと砂糖を鍋に入れて、温めていきましょう。
※牛乳は吹きこぼれやすいので、十分注意してくださいね。

ステップ2:沸騰してきたら茶葉を入れ、火からおろします

沸騰したら茶葉をそのまま入れ、火から下ろします。

ステップ3:ふたをして5分蒸らします

ふたをして、5分ほど蒸らしましょう。

5分後、ふたを開けてみると、ほうじ茶の香りが一斉に舞い上がってきました。

牛乳の香りと相まって、どこかミルクティーのような感覚です。このまま飲んでみたくなる気持ちを静め、次の工程に進みますよ!

ステップ4:茶葉を濾します

目の細かいざるや急須を使って、ほうじ茶の茶葉を濾しましょう。

ステップ5:火にかけて、チョコレートを溶かします

急須から鍋に移し変えて火にかけたあと、チョコレートを入れていきます。チョコレートは事前に細かく刻んでおくと、溶けやすくなります。

なお、溶けきった、と思っても底のほうに残ることがありますので、チョコレートが焦げないよう注意しながら入念に混ぜていきましょう。

なんだかいい香りがしてきましたよ!

完成:細かい泡が立ってきたら、火をとめます

全て溶けきったあとに、細かい泡がふつふつと立っていれば完成です。火をとめてカップにうつします。

ほうじ茶入りのホットチョコレート、そのお味は?

さきほどからいい香りを漂わせているこのホットチョコレート。冷めないうちに、スタッフみんなで飲んでみると・・・

「おいしい!」

一口飲んだあとの言葉が見事に全員一致しました。

ほうじ茶独特の香ばしい焙煎香のあとに、濃厚なチョコレートが口いっぱいに広がってきて、言うなれば渋さと甘さで「しぶあま」な大人のお味。

全員、余すことなくきれいに飲みほしてしまいました。

香りにつられて途中から覗き見していたスタッフは、「洋菓子のチョコレートがこんなにもほうじ茶と合うなんて」と目を丸くして驚いていました。

ほうじ茶の中で一番人気の「かりがねほうじ茶」

ちなみに、今回使用したのは弊社のほうじ茶で一番人気の「かりがねほうじ茶」。

通常のほうじ茶は、煎茶にするには茶葉が大きく硬くなった秋摘みの茶葉を焙じたものが殆どで、スーパーなどでは100gあたり300円前後のものが主流です。

一方、このかりがねほうじ茶は、玉露の茎の部分を焙じたお茶で、100gなんと900円(972円)。なかなかいいお値段ですが、それでも大人気で、ほうじ茶シリーズでは断トツの売れ筋商品なんです。

熱湯を通した時の、甘く香ばしいやさしい香りが特徴で、口あたりも、甘みを感じられる上品な味わい。苦渋味も少なく、まろやかです。

このほうじ茶を細かくして少量をスポンジケーキに混ぜて焼いた、某お菓子屋さんのパティシエさんもいらっしゃるんですよ(^^)

どんどん寒くなってくるこれからの季節。
ほうじ茶ホットチョコレートはご自宅で簡単に作れますので、「しぶあま」な大人の味をぜひみなさんも味わってみてください!

札幌の日本茶専門店|お茶の大森園

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