コラム茶の向くままに

~もみもみガラガラごっくごく~ 緑茶をフル活用して、インフルエンザを予防する方法

2013.11.08

札幌市内でもとうとう雪が降りましたね!
今年も冬、そして、インフルエンザの季節がやってきます。

そこで本日は、お茶のチカラをとことん利用して、緑茶でできるインフルエンザ予防対策をご紹介します。

緑茶でガラガラ! うがいでウイルスを寄せ付けない

緑茶の三大成分のひとつであるカテキンには、美肌やダイエットにうれしい効果がありますが、その他にも強い抗菌・殺菌作用があることがわかっています。

この抗菌・殺菌作用はインフルエンザ予防にも効果的と言われており、緑茶でのうがいはインフルエンザウイルスを寄せ付けない予防法としておすすめです。

インフルエンザ感染のメカニズムは、インフルエンザウイルスにある突起がひとの粘膜に吸着することで感染しますが、緑茶に含まれるカテキンはこの突起と結合し、粘膜への吸着を遮ってくれるはたらきがあるのです。

ご自宅に余った緑茶がある方は、ぜひ緑茶でのうがいを試してみてくださいね。

飲んでごくごく! ビタミンCをたっぷり摂取

緑茶にはカテキンのほかに、ビタミンCも豊富に含まれています。

このビタミンCには白血球の機能を強化し、免疫力を高めるはたらきがあります。体の中にウイルスが入ってきた際には、この白血球の免疫機能がウイルスを排除してくれるのです。

緑茶の中でも、特に煎茶の中にビタミンCは多く含まれていて、野菜に含まれるビタミンCとは異なり、熱に強いのも特徴のひとつです。

茶がらをモミモミ、手もみ洗いで抗菌効果

3つめの予防法は、茶がらを使ったもみ洗い。

淹れ終わった後の茶がらを手にすり込むようにもみ洗いをしてみましょう。うがい同様に緑茶の殺菌・抗菌作用が期待できます。

さらに! 女性の方にはうれしい、お肌の保湿効果も緑茶にはあるんですよ。先日ご紹介した、茶がらとストッキングでできる緑茶風呂もぜひお試しくださいね。

他のお茶ではダメなの?

緑茶以外のお茶にもカテキンは含まれていますが、紅茶やほうじ茶と比較すると、緑茶にはカテキンが豊富に含まれています。

紅茶は、茶葉を摘んだあとに発酵させる過程でカテキンが減少してしまうのと、
ほうじ茶は、焙じる、つまり火を通すことによりカテキンが減少してしまうのがその理由です。

一方で、緑茶は摘んですぐに蒸し、発酵を止めることになりますので、カテキンはそのまま残る、ということになります。

ちなみに、茶葉は日光に当たることによりカテキンが増えますので、煎茶の中では、新茶よりも2番茶(6月頃に摘むお茶)のほうがカテキンが多くなるんですよ。

万全な予防対策を!

いかがでしたか?

これから本格化してくるインフルエンザ。抵抗力の少ない小さなお子さんやお年寄りの方が感染してしまっては肺炎や命の危険にさえ至ることがあります。

今回ご紹介した予防法以外にも、適正な湿度を保ったり、十分な睡眠をとることも大切です。長い冬を元気に過ごせるように今のうちから万全な予防対策を心がけましょうね!

札幌の日本茶専門店|お茶の大森園

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